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  • しもふり銀座でお買い物 第一回目「とうふのかさはら 五感を研ぎ澄ませて作る豆腐」

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こんにちは!駒込在住のイラストレーター・織田博子です。

しもふり銀座でお買い物をするイラストエッセイ。

今回は「とうふのかさはら」さんの豆腐を買いに行きました。

 

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手作りの豆腐

お店の中で豆腐を作っているところを見てみたい!ということで、朝からお邪魔しました。

 

朝5 時半、お店はすでにフル活動。湯気をもうもうと出している。

厨房に入ると、豆の甘い香り。その中で坊主頭のイカツイおじさんが、20 キロはありそうな豆乳入りのバケツを持ち上げている。

 

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笠原さん。とうふのかさはら 3 代目、豆腐を作って 30 年。いかにも職人といった雰囲気。

言葉少なながら、豆腐の作り方を説明してくれた。

 

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四角い容器に投入を流し込み、にがりをいれると絹ごし豆腐になる。

機械を使っているとはいえ、豆乳のたっぷり入ったバケツを運び、容器に流し込むだけでも重労 働。試しにバケツを持たせてもらったけれど、まったく持ち上がらない。

そのバケツをひょいっと持ち上げ、豆乳を注ぎ込んだ容器を見て「ちょっと温度が高いな」とポツリ。

なんで見ただけでわかるんだろう?

「さっきの豆腐と、今作っている豆腐はにがりの分量を変えて、甘く(豆腐用語で「やわらかく」)して る。見てわかるでしょ?」

う~ん…見ても全くわからない。

 

かさはらさんの、豆腐の器具に触れる指先や、湯気をあびる顔の肌や、ずっと豆腐を見続けてき た目で、豆腐のコンディションを感じているみたい。

私には見えないもの、感じられないものが、笠原さんには見えて、感じているのかもしれない。

 

うーむ、職人。

「俺たちは、豆腐を売るだけじゃなく、豆腐を作っている製造業だ」

ふとつぶやいた言葉に、笠原さんの「ものづくりへのこだわり」が見えた。

今日のお買い物

 

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とうふのかさはら

営業時間:10:30~19:15

定休日:不定休

電話:03-3910-7364

住所:東京都北区西ヶ原 1-63-9

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