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しもふり銀座でお買い物 第一回目「とうふのかさはら 五感を研ぎ澄ませて作る豆腐」
しもふり銀座でお買い物 第一回目「とうふのかさはら 五感を研ぎ澄ませて作る豆腐」
2015.04.22
こんにちは!駒込在住のイラストレーター・織田博子です。
しもふり銀座でお買い物をするイラストエッセイ。
今回は「とうふのかさはら」さんの豆腐を買いに行きました。
手作りの豆腐
お店の中で豆腐を作っているところを見てみたい!ということで、朝からお邪魔しました。
朝5 時半、お店はすでにフル活動。湯気をもうもうと出している。
厨房に入ると、豆の甘い香り。その中で坊主頭のイカツイおじさんが、20 キロはありそうな豆乳入りのバケツを持ち上げている。
笠原さん。とうふのかさはら 3 代目、豆腐を作って 30 年。いかにも職人といった雰囲気。
言葉少なながら、豆腐の作り方を説明してくれた。
四角い容器に投入を流し込み、にがりをいれると絹ごし豆腐になる。
機械を使っているとはいえ、豆乳のたっぷり入ったバケツを運び、容器に流し込むだけでも重労 働。試しにバケツを持たせてもらったけれど、まったく持ち上がらない。
そのバケツをひょいっと持ち上げ、豆乳を注ぎ込んだ容器を見て「ちょっと温度が高いな」とポツリ。
なんで見ただけでわかるんだろう?
「さっきの豆腐と、今作っている豆腐はにがりの分量を変えて、甘く(豆腐用語で「やわらかく」)して る。見てわかるでしょ?」
う~ん…見ても全くわからない。
かさはらさんの、豆腐の器具に触れる指先や、湯気をあびる顔の肌や、ずっと豆腐を見続けてき た目で、豆腐のコンディションを感じているみたい。
私には見えないもの、感じられないものが、笠原さんには見えて、感じているのかもしれない。
うーむ、職人。
「俺たちは、豆腐を売るだけじゃなく、豆腐を作っている製造業だ」
ふとつぶやいた言葉に、笠原さんの「ものづくりへのこだわり」が見えた。
今日のお買い物
とうふのかさはら
営業時間:10:30~19:15
定休日:不定休
電話:03-3910-7364
住所:東京都北区西ヶ原 1-63-9
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